あたご・イージス艦事故について

今回のイージス艦「あたご」が引き起こした事故は、
天候状況から推測するに、回避できない事故では
無かった見立ての意見が大多数なんですよね。

つまり、何が言いたいかというと、乗組員側の
意識低下が事故原因ではないかという事なんです。

海上自衛隊が絡んだ過去の事故を遡ると、
およそ年に一回の割合で発生しているようです。

中でも死亡事故に繋がったのが、昭和63年、
潜水艦「なだしお」と釣り船の衝突事故です。

この事故の際は、実に30名もの死亡者を出しているんですよね。

興味深いのが、その昭和63年以降、およそ5年間は、
海上自衛隊絡みの事故が起きていないと言う事なんです。

冒頭の年一回の発生割合というのは、
その平成5年の事故後、平成9年以降なんですよね。

昭和63年の事故以降10年間の事故発生率と、
それ以降の事故発生率では、段違いの結果で、
重大な事故を起こした過去の教訓への意識が、
月日と共に、薄れていったのでしょうか？


20日から、あたご艦内での
本格的な事情聴取が始まったようです。

本当の原因究明はここからがスタートですが、
今回の事故がもたらす教訓は、
果たして何年間通用していくのでしょうね？


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＜イージス艦事故＞あたご、減速のみで右転せず　回避ミスか
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080220-00000052-mai-soci