星野仙一監督と金メダル

金メダルのみを追いかけたのは、
ソフトボールと野球ですが、

ソフトボールは歴史的な快挙を達成し、
野球は、金メダルの可能性を失ったのです。


まだ銅メダルの可能性が残されているので、
もう一戦、集中してほしいのですが、
監督の言葉にもあったように、

「つまらない失点」を予選から改善することなく、
対戦相手に与え続けているんですよね。

オリンピックの大舞台ですから、
何が起きてもおかしくないのは分かっていますが、

プロ野球選手である以上、二度も三度も、
「つまらない失点」を見せられると、
さすがに応援する気持ちが冷めてしまうんですよね。

日本だけが重圧を抱えているわけではないわけで。

8回の大量失点で、
ベンチから声が消えたのも悲しかったですよね。

星野監督は、

「気持ちは切れていなかった」

と話していたわけですが、

確実に選手は可能性を諦めていたし、
諦めていないのなら、
代打の可能性のある9回の攻撃に向けて、
控え選手が素振りのひとつでもするはずなんですよね。

そして、勝利を諦めていないのなら、
ベンチから韓国ベンチにも負けない声援が、
打席に立つ選手を鼓舞しているんじゃないかと思います。

それが無かった時点で、
「あぁ、負けたな」と思ったのです。

2-6にされた8回裏ではなく、
3アウトを取られた瞬間でもなく、
声援の無かった9回第一打席で、
負けを確信しました。


私は銅メダル獲得でも、
「おめでとう」と言いたいですが、
このペナントレースみたいな雰囲気では、
それすらも難しい気がして、
結構悲しいんですよね。


準決勝の韓国戦で敗れ、金メダルがなくなった
野球日本代表の星野仙一監督は、
終始険しい表情で痛恨の黒星を振り返ったのです。

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「申し訳ないです」痛恨の黒星、星野監督険しい表情
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